リニューアルでさらに個性を引き出すMEDULLAパーソナライズヘアケア。
診断と相談でつくりあげる、あなた専用のヘアケアプログラム。お客様の髪質や悩み、理想に合わせて最適な処方やアイテム、使い方を提案します。
今回お話を伺った、株式会社Sparty 代表取締役 深山陽介様
一人ひとりの個性を価値化したい" という想いのもと「色気のある時代を創ろう」をミッションに掲げ、パーソナライズを基軸としたD2Cブランドの展開
更なるヘアケアの強化が必要でした。
しかし、パーソナライズを実現しようとすると、どうしても多くのアイテムが必要になります。
アイテム数が多くなると、発注管理等のオペレーションにも負荷がかかります。そのため、リニューアルによってアイテム数を増やさずパーソナライズの拡張や強化をすることが課題でした。
パーソナライズをさらに強化する上で、パーソナライズの重要性に共感し、ともに処方について考えていただけたこと、そしてこれまでのMEDULLAについても理解していただけた点、シャンプーの色や香りは引き継ぎながら、必要な部分をバランスよく変更していただけたことに感謝しています。
化粧品開発展での挨拶をきっかけに、相談ベースで話が始まりました。
ヘアケアに強く、40年もの毛髪研究の実績があり、プロフェッショナル向けの実績もあるOEM会社はほとんどないため、非常に魅力的でした。打合せを重ねる中で、弊社のパーソナライズに対するミッションやビジョンに共感していただけたことが、最も大きな決め手となりました。
パーソナライズに取り組む企業が増えている中、当社ではさらにその拡張や強化に力を入れています。特に、ワクワク感やときめきを大切にしています。パッケージだけでなく、配送ボックスやブランドブックなどの同梱物全てにときめき要素を加えています。
クイズ診断後に「私専用のヘアケアBOX」と感じてもらえるよう、診断全体の演出にもこだわりました。診断の最初のページでは真っ白な箱が置かれ、進めていくとボトルのイラストに中身が追加され、最終的にはあなたのために作られたヘアケアBOXが完成します。この診断過程において、商品が作られていく高揚感も感じられるよう設計しています。
1本のシャンプーとリペアが持つ守備範囲の調整にこだわりました。パーソナライズとはいえ、あまりに細分化すると、途中で合わなくなって使えなくなることがあります。 そこで絶妙な調合を見つけるために試作を重ね、その回数は累計で700回以上に達し、理想にたどり着くまでには多くの苦労がありました。
パッケージや処方は既存のお客様やSNSで非常に好評をいただいています。以前よりも50~60代の購入層が増え、ご購入くださる層が広がっています。
今後の課題は、新規のお客様の売上を上げることです。また、ご購入いただいた方に使い続けてもらうために、処方調整の機能を活用してもらうことも重要です。さらに、クイズ診断やオンラインカウンセリングの利用率を上げることも目指しています。
当社のVISIONである「色気のある時代を創ろう」を引き続き体現していきます。CLUB MEDULLAは「ここに来れば美容に関する悩みは何だって解決できる」という場所にしたいと考えています。お客様と相互に繋がり、深く理解することで、お客様によりぴったりのUX(顧客体験)を提供できる場所を目指します。パーソナライズの拡張を目指し、多くのパーソナライズデータを蓄積し、個性に合わせたパーソナライズができるよう引き続き取り組んでいきます。
坪田美樹(つぼた・みき)
シャンプー、トリートメントなどのヘアケア製品全般の開発に長年従事し、開発製品多数。開発から製造、顧客への説明まで、製品に関わる一連の流れに関わり、21年より山田製薬開発部部長に着任